2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

何にだってなれる時期

昨夜はじめて、30年間日本人として生きてきてはじめて、「耳をすませば」を観た。 主人公たちは中学3年生。14、5歳だ。まず、そんな年頃で、何がやりたいか(とりあえずは)分かっていることに驚く。聖司くんがあんまり現実離れしているので、雫が普通の子のよう…

退屈を住処にするもの

新しい刺激がほぼない生活を、現在強いられているからなのか、なつかしい人ばかりを夢に見る。今朝見たのは、いとこたちの子供の頃の姿。なんとなくだけど、原体験はあのあたりにあるんだろう。長期休みのたび祖父母の家にみんな集まっていた頃。 起きている…

風鳴りに

風が強い。風が強いと今でもちょっと怖い、という夫の言葉を思い出してふふっと笑ってしまう。 私自身は、叩きつけるような暴風雨を窓の内からいつまでも眺めている子供だった。音も振動も怖くはなかった。雷だけは別だったが、それは自分のところに落ちるこ…